日本語支援,出張授業その3

日本語支援ボランティア_カテゴリー

同カテゴリの「日本語支援,出張授業その1」で話したように,
私は市内の小・中学校に出張して,外国人の生徒にマンツー・マンで日本語を教える
ボランティア活動を行っています.

この日本語支援は,各学校の先生方との連携が欠かせません.
支援できる時間は60時間.(少なっ!!)

正直,①「日常生活で困らないレベル」と,
②「学校の授業についていくレベル」の日本語には,
雲泥の差があります.

中学校で困るのは,「進学」の問題があるからです.
日本人だって塾に通って頑張って,やっと入れるというぐらいなのに,
日本語を母語としない子どもたちには,高校受験の壁はとても大きいです.

副校長先生や担任の先生とできるだけ協力したいのですが,
教員の仕事は本当に大変です.
お忙しい中,どこまで時間や手間をかけられるかは,
各学校の事情などにより,全然違います.

今回は,担任の先生が協力的で,三者面談に同席させていただいたりと,
できるだけの支援が出来ています.
しかし,あまりこの活動に理解がない学校の場合,
教材を借りれなかったり,行事予定を教えてもらえず,
行ってみたら今日は遠足で,子どもがいない…とかいったりすることもあります.

行政にはしっかりシステムづくりをしてほしいのですが,
外国人が少ない地域なので,後回しになってしまうのです.

もうすぐ市議選.よく考えて投票に行きたいと思います.

日本語支援,出張授業その2

日本語支援ボランティア_カテゴリー

同カテゴリの「日本語支援,出張授業その1」でふれたとおり,
現在,中学校で出張日本語授業をやっております.
生徒は,中国語が母語の男の子で,
本人の興味や日本語レベルに応じて
オリジナルテキストを作って対応してきました.
その数,今やA4で90ページ以上….
子どもによって必要な支援が違うので,
試行錯誤しながら何とかやっています.

このボランティア活動は,基本的にマンツー・マンで行います.
だから,上記のような細かい対応もできるのですね.

漢字圏出身の子どもには,漢字で書くと意味が伝わるというメリットがあるのですが,
その読み仮名が分からない….という問題が起こります.

学生時代に担当した子はフィリピン出身でしたから,
基礎的な英語力があり,英語を媒介言語としてコミュニケーションが取れました.
しかし,非漢字圏の子どもにとって,漢字習得は相当の試練です.

あらためて,日本語がいかに難しくて奥深い言語か,思い知らされます.

日本語支援,出張授業その1

日本語支援ボランティア_カテゴリー

私の住んでいる自治体では,市内の小中学校に
日本語支援ボランティアを派遣して,
外国から来た子どもに「日本語」を教えるための取り出し授業を行っています.

まず,学校から市の教育委員会に要請→ボランティア団体に連絡が入る
→地理的に近く,時間もあうメンバーが学校に出張して,日本語を教える,
という形をとっています.

私も,リハビリとして昨年9月よりこの活動に参加.
ちょうど,母校の中学から要請があり,
週2日は学校へ行って出張授業を行っています.
一応有償ボランティアなのですが,それ程の額ではありません.

大きな工場があったりする地域だと,ブラジル系や韓国系,
と外国人がまとまって住んでいて,子どもへの支援も充実していたりするのですが,
私の住んでいる自治体のように,学校にせいぜい2,3人,
出身国も年齢もバラバラ,だと,自治体の支援も決まった形がとれないのです.
(ついでに予算もつかない,と…)
このため,「義務教育」期間も,ボランティア頼みになってしまっているのです.
本当は,誰しも平等に教育を受ける権利があるはず.
もっと行政にはちゃんとした支援をしてもらいたいと思います.

ちなみに,私は市の国際交流センターで日本語教育ボランティアをやっていたとき,
知らないおじさんにいきなり怒られて,
「お前らみたいなのが外国人に親切にするから,外国人が増えて困るんだよ!」
みたいなことを言われました.
少子高齢化の日本で「学ぼう」と意志のある人をないがしろにしてたら,
国自体が潰れると思うのですが….
あのとき,恐怖のあまり反論できなかった自分が悔しい.
どうどうと胸を張って自分の活動をしていきたいものです.

日本語を母語としない子どもたちのための日本語支援

日本語支援ボランティア_カテゴリー

8年ほど前のこと,学生時代の話です.

市の広報で,「外国人の子どもたちのための日本語教室」で
先生役のボランティアを募集している,というのを知ったのが
活動のきっかけでした.

はじめは,「夏休み教室」だけのつもりが,その後も社会人になるまで,
ずーっと続けていました.

体調を崩し、退職せざるを得なかった昨年3月.
そして,お休みを経ての昨年7月.
ひさびさに,日本語教室に復帰し,今まで活動してきました.

このカテゴリでは,活動の様子や,外国人の子どもたちへの日本語教育の問題について,
色々考えていこうとおもいます.

どうぞ,よろしく.

カルトナージュ歴8年目

カルトナージュライフ~普段使いのカルトナージュ制作日記

こんにちは.
私は趣味でカルトナージュをやっています.
思えば,カルトナージュとの出会いは,
母が「フレンチスタイルの布箱」(広岡ちはる,文化出版局,2000)
という本を本屋さんで見つけて,
すごく素敵だが,自分には無理….と言って,
私に作るよう要請したのが始まりだったような.
もう8年も経つのですね.
作品もたまってきたことだし,と決意して
昨年,フリマ初挑戦しました.

おかげさまで,いくつか買っていただくことが出来ました.
売る前にデジカメにとっておいたのですが,
データが消えてしまい,幻の作品に….
新たな持ち主のもとで,大切に使われていることを祈ります.

はじめまして

カルトナージュライフ_アイコン

ブログをはじめました!
コメント大歓迎です。
これからどうぞよろしくお願いします!

 

昨年はほんとに大変な年でした.
喘息&偏頭痛なんかには負けないぞ!
というわけで,
趣味やボランティア活動などについて,
色々語っていこうと思います.


2016/05/14追記

当ブログをYahoo!ブログから独自ドメイン・WorPress制作のブログへと移転いたしました。

 

ブログ移転に伴い、
ブログ名称も「Z=Graceの「普段遣い・カルトナージュ」制作日記」から、
「カルトナージュ・ライフ」に変更したしました。

 

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。